689: なご[sage] 2012/08/10(金) 21:46:21.12 ID:8z7Yjphg0
隣の墓にも掃除してるおじいさんがいて、
「死んでからも拭いてやらにゃいかんのかい。全くもう…」
とブツブツ言いながら墓石をピカピカに磨いていた。
奥さんが早くに寝たきりになって、ずっと介護をなさってたらしい。
「皺くちゃの癖になあ、毎日化粧するんよ。誰か来たら恥かしいってよ。口紅ワシが塗ってやるんよ。
今更恥かしい事あるかい、てなあ。化粧品たんまり余らせやがってなあ。
ババアの面塗ったくったのより、今の墓石の方がよっぽど綺麗だっつうに。
今だってまだ盆前だってのに、夢に出やがる。人来る前に綺麗にしてくれってよ。面倒くせえ女房だよなあ」
とまたブツブツ言いながら、そのわりに花は物凄く沢山飾って、もうピカピカの墓を私が帰るまでずっと磨いてた。よく見たら顔はニコニコしてた。
和んだというか、ちょっと泣きそうになった。
690: なご[sage] 2012/08/10(金) 22:33:57.23 ID:GoDxEsGui
>>689
なごまない…なごまないよ…(´;ω;`)
691: なご[sage] 2012/08/10(金) 23:36:37.66 ID:iU8e0gQB0
>>689
いい話だなあ(´;ω;`) 引用元: ・あなたの心がなごむとき~第67章
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お婆ちゃん嬉しかったろうな