ななし様よりご投稿頂きました。
ありがとうございますm(__)m
いつもここ見てて、ふと馴れ初め思い出したので、軽い暇つぶしにでもしていただけたらと投稿
｢包丁研いでたらJDの嫁ができた｣
…そのままです。
投稿者、現在28男
嫁さん、ハタチ大学生
日本有数の刃物の産地で日本のど真ん中あたりのあの土地にいた私家族と、母の高校時代の部活の後輩で、すぐ近くに住んでいた義母家族
私は、高校、大学と材料工学、加工等を専攻していて、アルバイトで刃物工場にもいました。今もいますが。
八つ下の妹みたいな感じだった嫁さんは、料理が好きで、調理師になりたくて、そっちの学校に通っていました。
そこは、包丁セットやコックスーツなんかも自前で揃える本格的な所で、楽しそうに長いコックスーツを見せてくれたのを覚えています。
料理系の学校ですから、包丁かなり酷使します。でも、研ぐのがどうも苦手な嫁さんは
｢にーさん研いで？｣
って持ってくるんです。
俄然張り切って、鏡面加工くらいまでピカピカに仕上げたら、どうやら学友からも頼まれたようで、幾つも持ち帰るようになりました。
何故か、学校で手本見せてくれ、と授業に引っ張りこまれたりもしましたね。
学校から帰ってきて、今日はあれを作っただのこれを作っただの、研いだ包丁で、魚の鱗が綺麗に取れただの、喋る喋る。可愛かったなあ
私が25の時、お見合いの話が持ち上がりました。
それを嫁さんに話して、結婚するかもしれん、引っ越すかもしれん、と言った所、えらい長い沈黙の後
｢私じゃダメ？｣
と一言、ぼそっと
たまげたなんてモンじゃなかった。青天の霹靂なんてレベじゃなかった。
妹だと思ってたし、八つも離れてて、おまけにまだ学生なんだ、大学行けばイイ男もいるやめとけこんなオッサン…と言ったんですが、聞きゃしない。
おまけにそれを知った私母がまずそれに乗っかる
義母も乗っかる
挙句
｢私の夫(我が義父)なんて12上よ？｣
で逃げ場塞がれ
｢兄貴知らんかったのかあの子の気持ち｣
と弟にも義弟にも言われ、私の負けです。
そのまま、義両親も呼んで頭下げることになりました。
高校卒業直後、そのまま入籍
今は、双方の実家から少し離れた所で、アパート暮らしです。
また、式やら何やらは、大学卒業してからって事で、まだやってません。
いつかは、やりたいですけどね。
まさか、赤ん坊のころから見て来て、私の首にぶら下がってキャッキャキャッキャ言ってた子が、自分の嫁さんになるなんて思いもしませんでした。
人生、分からんもんです。
皆様の生活にも、幸あれ
ぶつ切り文、乱文、失礼しました
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