名無し様よりご投稿いただきました。
ありがとうございましたm(__)m
こんばんは。いつも楽しく見てます。
馴れ初めカテゴリ見ていたら、ちょっと自分のことを
語りたくなったので、投下させていただきます。
長くなりすみません。
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嫁と初めて会ったのは、おそらく0歳時のとき。
近所のイケてるママ友sに馴染めなかったおっとり系俺母と嫁母が
仲良くなり、嫁が入園した私立幼稚園に、せっかくできた
息子の友達を逃してなるか!と追って入園させられた俺。
当時俺はのんびり文学少年タイプ、嫁はおてんば優等生タイプ。
だが、仲は良くて互いの弟妹達を交えて毎日お互いの家を
云ったりきたりしていた。
本日のPICKUP
地元の小学校に進学すると、嫁も俺も成績が良かったので
一気に○○小の2トップにのしあがった。
(田舎の小さな学校だったから、塾に行かせる家が少なかっただえだが)
嫁は相変わらず活発だったが、女子と一緒に遊ぶことは増えたものの俺の家にもたくさん遊びに来たので、一緒にゲームをしていた。
小学校高学年のころ、この頃に嫁に初恋の相手ができる。
クラスメイトで俺とは正反対の、やんちゃな野球少年だった。
ぼんやりと、嫁に俺以外の特別な男子がいることにショックを受けるも、何も出来ずに見守る俺。
その後、何故か俺と嫁だけが学年で中学受験をして同じ中学に入学。さすがに幼なじみであることは周りは誰も知らないので、自然と呼び方が「たっくん(仮)あーちゃん(仮)」呼びから名字呼びに変わったのもこの頃。
小学生の時のように家を往き来することはなくなったが、学校でも仲良く喋っていたが、俺はだんだん嫁を意識するようになっていった。
だが、嫁は運動系の部活にはまり、俺は生徒会に入ったものだから、接点は急激に減ってしまった。
ある休日、偶然地元のスーパーで嫁とばったり会った。
その時の嫁の服装が、白のニットに黒のロングスカートでめちゃめちゃ大人っぽく見えて、俺はものすごくドキドキしてしまった。
嫁「あれ?たっくん(仮)。どしたの?買い物?」
俺「(うわ、その呼び方久々!)お、おう。嫁山(仮)もか?」
嫁「あー、名字で呼んだ。せっかく私たっくんって呼んだのにー」
この時の嫁がもう可愛くて。ここで俺は嫁に恋したと思う。
中高一貫だったが、中学卒業の節目として、学校で生徒会主催の簡単なパーティーを行うことになった。
生徒会長だった俺はここにかけてみることにした。
バンドや演劇の発表会の後、当時流行ってた「未成年の主張」の我が学年versionをやろうぜ!と持ちかけて、当日。
出演者達は皆面白いことを言ってたり、仕込み有の告白をしては笑わせていたが、俺だけはガチ。緊張が高まった。
司会「さて、最後の主張は・・・おっと生徒会長!ww」
俺「行くぜお前ら!!!俺はガチ告白じゃあぁぁぁぁ!!」
司会「うぉぉぉお!マジですか!では言ってみましょう!」
俺「・・・1組の嫁山さん!ずっと好きでした付き合ってください!!」
嫁「( ゚Д゚ )」
嫁「・・・ごめんなさいっ!!」
俺「(;゚д゚)ェ.............」
嫁はマジで目をまん丸にしてびっくりしていたが、俺は何故か嫁は受け入れてくれる自信があったので、俺も固まってしまった。
帰りに放心状態の俺を友人たちが慰めてくれていたところに嫁友人登場。
嫁はあの後、「知らなかった、悪いことした」と泣きじゃくっていたらしい。
実は当時嫁には片思いの人がいたため、俺を断ったこと。
嫁自身は俺のことを恋愛対象ではないが大事に思っていること。
俺は、嫁を困らせてしまったことと、嫁にフラれたショックで
嫁と喋れなくなってしまった。
その後、高等部へ進むも嫁とはギクシャクしてしまっていた。
俺は嫁への思いを断ち切るため、他の女の子と付き合ったりしていた。
嫁と喋れるようになったのは、お互い別の大学に行くことが決まった高3の冬だった。
嫁「よっ。××大行くんだよね。腐れ縁も14年で終わりだね。」
俺「そーだな。でも実家も近いし、またいっぱい会うだろ」
嫁「うん。俺野(仮)、今までありがとう。私、俺野と友達で良かったよ。卒業しても遊ぼうね。20歳なったら飲みにでも行こ」
俺「うん・・・」←ちょっと泣きそうだった
大学入学後、嫁とは1年に1回くらい会って近況報告をしていた。
俺はもう嫁に恋愛感情を持たずに接するようになっていた。
嫁ももう気にしてなかったんだろう、本当に友達のように心からなんでも喋れるようになっていった。
大学卒業前に、嫁に恋人と結婚してそのまま二人で東京で就職することになったと告げた。
嫁は「早いw」と笑っていたが、心から祝福してくれた。
そのまま俺は恋人と結婚し、東京へ引っ越した。
嫁も2、3年後地元で同じ会社の人と結婚した。
結婚後、年に一度同窓会が会ったので、それに会わせて帰郷し
嫁と話すことが続いた。
東京に出てきて5年後、結婚していた妻と離婚した。
理由は激務だった俺が愛想をつかされ浮気されたこと。
自分でも驚くくらい冷静に受け入れることができた。
ふと、嫁と話したくなって電話してみた。
嫁「あれ?俺野?久しぶりーどうしたの?」
俺「あのさ、俺、この間離婚した」
嫁「嘘!?本当に??・・私も先月離婚したんだけどw」
俺「ちょwww」
まさかの告白に、お互い電話口で大爆笑。
嫁の理由は、旦那さんと反りが合わなくなったこと。
金銭感覚や考え方が違ってしんどかったそうだ。
その年末に帰郷した時、久しぶりに嫁とサシで飲んだ。
久しぶりに会った嫁は、スラッとして、ますます美人になっていて、でも喋るととても楽しくて、気持ちが落ち着いて
「あ、俺やっぱりこいつのこと好きなのか」と気づいた。
が、その日嫁が酔い潰れた。
嫁の一人暮らし先のマンションを聞き出し、なんとか送り届けたが、嫁が「やだー、たっくん帰っちゃだめー」とか酔っぱらってしがみつくもんだから帰れなくなり、そのままお泊まり。
・・・もちろん襲いたくて仕方がなかったが、嫁との関係が変わるのを恐れて何も出来ないまま朝を迎えた。
正気に戻った嫁から
「実はお酒が飲めない。今まで俺野と飲んでた時も、気を抜くとこんな風に酔ってしまっていただろうが、お互い彼女や彼氏がいたから気をつけていた。でも、今回は気を抜いていいと思うと楽になってすごく楽しくなって、気がついたらこうなっていた。迷惑かけて申し訳ない」と謝られた。
俺「気にしてない、また飲もう」と返事した。
その翌年、異動希望が叶って地元に転勤することになり、真っ先に嫁に連絡した。嫁は喜んでた。
地元に戻ってすぐ二人で飲むことになったが、
嫁「今日は飲んで良いの?」
俺「おー。あ、今のうちに言っておくけど」
嫁「?」
俺「前みたいに潰れたら、今度はお前のこと襲うから」
嫁「は?・・・え、いやちょっと何(テンパる)」
俺「だってしょうがないじゃん、好きだし」
嫁「」
俺「でも、お前とこうやって話出来なくなるの嫌だから、無理ならソフトドリンクにしてくれ。」
俺はかなり頑張って、格好つけて喋ってたつもりだけど
緊張し過ぎて顔とか変なことになってたと思う。
それ以上に嫁が顔真っ赤にしてパクパクしていたが。
嫁「えと、あの・・・本気?」
俺「めちゃ本気やっちゅーねん!」
嫁はいろいろ「昔ふっちゃった女だよ」「もうバツイチだし」「アラサーだし」とか言い訳していたけど
嫁「・・好きって言ってくれてありがとう。私も好きだと思う。俺野といるとすごく楽しくて楽になれる。赤ん坊の頃からの知り合いだけど、安心できる。よろしく」
その日の夜、気持ちよく酔っ払った嫁をいただきました。
どうも嫁は酔うとたっくん呼びになり甘えてくるようだ。
子どもの頃の顔とか浮かんできて、余計興奮した。
朝になったら、お互い恥ずかしくて悶絶した。
互いの親に結婚報告する時、
嫁両親「もう結婚出来ないと思っていたが、再婚出来て、しかも相手がたっくんなんて幸せの極み」
俺両親「もう結婚出来ないとおm(ry」
嫁弟「たっくんが兄さんなんて面白すぎる」
俺弟妹「あーちゃんが姉さんなんt(ry)」
という、ドッペルゲンガー反応だった。
出会ってから30年後に結婚したが、なんかようやく落ち着いたというか、スッキリした感じがする。
しかし、照れ臭すぎるので学生時代の友達に顔を合わせられない。
(特に嫁が「あんなに大勢の前でふっておいて、バツイチになってから嫁に貰ってもらうとか恥ずかしすぎる」)
地元に戻ってからは、仕事も落ち着いて嫁との時間を大切にしている。
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